あたらしい日々

「赤ちゃんを授かる」までの6年半に、私が見て、聞いて、トライしてみて、感じたこと。

年末年始やお盆やらのつらさ。

閑話休題
病院選びのことはまた後ほど綴るとしまして、今日はちょっと別のお話を。

治療中の私は、年末年始やお盆がすごくつらかったです。
年末年始やお盆って、みんな家族で実家に帰省したりしますよね。
私は、自分の実家はさておき、パートナーの実家に行くのがほんとうにしんどかった。

結婚して最初のお正月は、パートナーのご両親、妹ちゃん弟くんも一緒に国内旅行をしました。
その時は、まだ治療が必要な自分とはわかっていなかったし、ほんとに結婚直後だったのでのんきに楽しんでました。
しんどくなったのはその翌年から。

すでに治療をスタートさせていたけれど、パートナーのご両親には内緒にしていたから。
そして、家に届く年賀状は、友人知人たちの「家族が増えました!」「赤ちゃんがうまれました!」という写真付きばかり。

それを見るのもすごくつらかった。

でも、何よりつらかったのは、ほんとうにおめでたいことなのに、それを素直に喜べない自分、うらやみ、ねたみそうになる自分のこと。
自分がすごくいやな、心の狭いやつに思えてしまうこと。

そして、その微妙な心の動きをパートナーがほんとうには理解してくれないこと。

泣いて訴えたことは数知れず。

年末年始だけじゃない、電車に乗ったりカフェに行ったり、街を歩いていても、いやでも赤ちゃん連れのママやご夫婦に出会います。

その度に、うらやましくてうらやましくて、その思いのぶんだけ、妬ましいような気持ちもうまれてきて。。。

悲しかったなあ。

誰かと比べることじゃない、赤ちゃんがいる人はいるひとで、育児がとっても大変なのだし、しんどいのは自分だけじゃない、幸せそうに見えても、みんなそれぞれに人知れずしんどさを抱えているんだ、と思ってはみても、やっぱり。。。。

赤ちゃん連れの方に出会うと、どうしても直視できなくて、うつむいてばかりいました。

そんな自分の心を知られたくなくて、パートナー以外には誰にも言えなかったなあ。
そのパートナーも、私の本当の思いを理解するには何年もかかったし。

でも、治療中の方なら、わかりあえるところ、あるんじゃないでしょうか。